【解体のプロが解説】更地にする？一部解体？解体方法の選び方と費用相場を徹底比較！

「家を全部壊す？それとも一部だけ？」解体工事には「更地化」と「一部解体」の2つの選択肢があります。それぞれのメリット・デメリット、費用相場、向いているケースを詳しく解説！

解体工事には「更地化」と「一部解体」がある！それぞれの特徴とは？

家や建物を解体するとき、全てを取り壊して更地にする方法と、一部だけを残して解体する方法があります。それぞれの特徴を理解し、自分のケースに合った選択をしましょう。

「更地化」とは？（建物を完全に解体するケース）

✅ メリット
・土地売却や新築建築がしやすくなる
・固定資産税の軽減（住宅用地特例が解除されるが、利用用途の幅が広がる）
✅ デメリット
・解体費用が高くなる（全て撤去するため）
・再建築時に新たな申請・手続きが必要
✅ 更地化が向いているケース
・土地を売却したいとき（買い手がつきやすくなる）
・新築を建てる予定があるとき（更地にした方がスムーズ）
・新築を建てる予定があるとき（更地にした方がスムーズ）

「一部解体」とは？（建物の一部を残して解体するケース）

✅ メリット
・既存の建物を活かせる（リフォームや増改築に対応可能）
・解体費用を抑えられる（必要な部分のみ解体するため
・固定資産税の住宅用地特例が継続される可能性がある（※条件あり）
✅ デメリット
・構造によっては一部解体が難しい場合もある（鉄筋コンクリート造など）
・補強工事が必要になることも（耐震性の確保など）
・用途によっては制限が出る可能性（古い基礎をそのまま利用する場合など）
✅ 一部解体が向いているケース
・建物の一部を残してリフォームやリノベーションをしたい場合
・敷地の一部を駐車場にするなど、活用方法を変更したい場合
・建物の一部に歴史的・文化的価値がある場合

更地化 vs 一部解体の費用相場の違い

解体方法	坪単価の目安	30坪の解体費用
更地化（建物を完全に解体）	3〜8万円/坪	90〜240万円
一部解体（部分解体・改築）	2〜6万円/坪	60〜180万円

※ 解体費用は建物の構造・立地・解体方法によって変動します。

解体方法を決める際のチェックポイント

① 将来の活用方法を考える

・土地を売るなら更地化
・住み続けるなら一部解体も選択肢

② 解体費用の予算を確認する

・更地化は費用がかかるがスッキリする
・一部解体は費用が抑えられるが、補修工事が必要になることも

③自治体の規制や補助金をチェックする

・奈良県の解体補助金制度を活用できる可能性あり
奈良県全体の自治体一覧: 奈良県内の各市町村の公式ウェブサイトへのリンク集です。

田原本町老朽危険空家等除却費用補助金交付事業: 田原本町が提供する、老朽化した危険な空き家の解体費用に対する補助金制度です。 town.tawaramoto.nara.jp

下市町の空家除却補助金: 下市町における、老朽化した空き家の解体費用の一部を補助する制度です。 town.shimoichi.lg.jp

五條市特定空家等除却事業補助金: 五條市が実施する、危険な空き家の解体費用の一部を補助する事業です。 city.gojo.lg.jp

王寺町老朽空き家除却補助金: 王寺町内の老朽化した空き家の解体工事費用の一部を補助する制度です。 town.oji.nara.jp

・解体後の土地利用に規制がないか確認する

まとめ

・解体には「更地化」と「一部解体」の2種類があり、それぞれメリット・デメリットがある！
・費用や将来の土地活用を考慮して最適な方法を選ぶことが重要！
・自治体の補助金を活用し、解体費用を抑える方法も検討しよう！